「Happy+=ハッピープラス」 No.20

「敬老の日」

 年配の方を示す言葉は多く存在しますが、今はその言葉を使うには申し訳ないくらいに若々しく、相手を「老人」や「お年寄り」という敬遠する言葉で呼んでいい年齢の基準は、いったい何歳からでしょう。そこで、「敬老の日」の語源から最近の傾向を調べてみました。

 「敬老の日」の始まりは、兵庫県北播磨にある多可町(当時の多可郡野間谷村)とされています。当時の村長(門脇政夫)が「お年寄りを大切にして村の発展のための知恵を借りよう」と提唱し、9月15日に敬老会を開催したことが発祥とされています。初めて野間谷村で「敬老会」が開かれた時、その対象は55歳以上でした。現代の感覚では55歳といえば働き盛りです。「人生100年時代」60歳以上のシニア世代の方々も、現役で活躍される方々は増えています。
内閣府が60歳以上の方に行った「高齢者の日常生活に関する意識調査」では、高齢者は70歳からと答える人が最も多かったそうです。制度を作るうえではどこかで線引きをする必要がありますが、実際その年齢を迎えた方の気持ちは、別に置き換える言葉を考えなければならないようです。
いつまでも健康で生き甲斐のある生活を送るためにも、自分の足で生涯歩き、人生を謳歌したいものですね。

 足裏にはメカノレセプター(生体固有感覚)が存在し歩くことで地面からの情報を大脳に伝達し言葉の発達・記憶力・感情・思考力を高め発達します。
最近の研究結果でも、歩くスピードと認知機能の関係性から、歩行力を高めることで早期に認知症を予測でき、予防できる可能性があると示唆されています。
涼しくなった季節を楽しみながら、歩幅を5㎝程広く1日5,000歩 7.5分を目安に早歩きの習慣を身につけることで、認知症を予防しましょう。 

足のナースステーション 虹の架け橋 綱 あけみ
監修:足のナースステーショングループ

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