「打ち上げ花火」
「ドン」という振動音と共に暗闇の空高く大輪の花を咲かせ、そして人の心を魅了して散る「打ち上げ花火」は、小さい頃からの夏の思い出としてアルバムの一ページを飾っています。今回は、夏には欠かせない「打ち上げ花火」の発祥と、継承される思いについて調べてみました。
打ち上げ花火の発祥は、中国秦の始皇帝の時代(紀元前200年)に煙を使って情報を伝える狼煙(のろし)として始まり、火薬技術の発達につれ花火として世界中に広まりました。
日本の「打ち上げ花火」は、江戸の頃享保18年(1733)に飢餓や疫病の流行により多数の命が失われ、悪疫退散と死者の霊を弔うために、両国橋の近くで「水神祭」が行われました。
このとき、川端の料理屋が施餓鬼(せがき=死者の霊を供養する会)を催し、その余興で花火を上げたという記録が発祥のようです。
また、古くから火は神聖なものと考えられており、祈りの儀式に欠かせない火祭りとして鎮魂、供養、平和への願いを込めて、お盆の頃に花火大会が開催されています。
改めて、「打ち上げ花火」の発祥や継承される思いを知ると、夜空の花火に心馳せながら、先祖への感謝の気持ちを忘れずに穏やかに暮らせることの有難さを再認識します。
足のナースステーショングループは、「打ち上げ花火」に込められた感慨深い思いに触れて、皆様の足もとからの笑顔と健康づくりをご支援させて頂きたいと思います。
足のナースステーション 癒 竹藤 五月
監修:足のナースステーショングループ