「Happy+=ハッピープラス」No.45

「稲刈り」

 稲刈りは、日本の伝統的な稲作文化において重要な役割を果たしています。田んぼに水が引かれ、そこに実った稲の穂が黄金色に輝いて立ち上がる様子は、日本の風物詩の一つとも言える美しい風景です。我が家も秋の一大イベントであるお米の収穫に向け準備を始め、ふと今年も慌ただしく行っている稲刈りについて深堀してみようと思いました。

 稲刈りの作業は「刈り取り」から始まります。稲穂が黄金色に実り穂に実がぎっしりつまり、その重さで垂れ下がってきたら、刈り取り間近です。農家は、刈り取りの時期を決めて、実った稲穂を刈り取り収穫します。収穫された籾(もみ)には平均25%の水分が含まれており、乾燥機にいれて乾燥します。乾燥後、お米を覆っている籾殻を籾摺り機で取り除き玄米にします。取り出した玄米は袋に詰めて出荷や保存をします。

 また稲刈りは、単なる農作業にとどまらず、地域社会における重要な行事や祭りとしても位置付けられています。収穫の喜びを分かち合い、労働の成果を祝うことで地域の結びつきを深めるよい機会ともなっています。特に農村地域では、稲刈り祭りが行われ、地域の伝統や文化を次世代に伝える重要な場でもあります。近年では、技術の進化により稲刈り機が導入される地域も増えており、手作業による伝統的な稲刈りはその風情や文化的な意味が深く、多くの人々に愛され続けています。

 農作業をする方々は、長時間の立ち仕事を伴うため、足の土踏まずや足裏への負荷が増します。そのため、適切な履物の選択と正しい履き方により足のサポートをしっかりとすることで、長時間の立ち仕事でも足の疲れや負担を軽減することができます。また、作業後には足のマッサージやストレッチを行うことで血行を促進し、疲労回復にも役立ちます。さらに、足の清潔も重要です。田んぼでの作業では泥や水に足が触れることが多いため、作業後に足をしっかり洗うことが衛生面でも大切です。これにより、足の皮膚トラブルや感染症を予防し、足の健康やケアの重要性を再認識することができます。

 稲刈りは決して楽な作業ではありません。日本の伝統的な農作業である稲刈りは、その風情や文化だけでなく、作業に従事する人々の健康維持にも深く関わっているのです。ぜひお米を食べるときには農家の方々の苦労感に思いを馳せて美味しく召し上がって頂けると幸いです。

足のナースステーション スマイル
藤本圭一郎

監修:足のナースステーショングループ

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