「素敵なメイク人生華やかに」
「おはようございます。今日もお化粧をしていたら遅くなってごめんなさいね。」開業半年後より毎月1回店舗まで足を運んで下さるマスカラとアイラインが印象的な80歳代のお客様です。長年、美容系のお仕事をされ「今は、自分のメイクを楽しみながらフットケアで若返っている気がするね。」と自分の足元を笑顔で見つめ、メイクの話に花が咲きます。
今回はメイクで私をもてなしてくれるお客様との語らいから、化粧の歴史や化粧とメイクの違い、メイクの効果について調べてみました。
化粧の始まりは20万年前に装飾品の痕跡や壁画に赤い顔料を使用し、身体装飾をしていただろうと推測されています。
日本では、『古事記』『日本書紀』『万葉集』に三日月のような細長い眉を美人と描写され、平安時代には、白粉、お歯黒、頬紅、眉化粧が流行り、成人すると自眉を抜いて額に眉を書き上げられていました。その後、近代化を目指していた政府は、明治3年華族に対してお歯黒や剃り眉の廃止を呼びかけ、明治6年には完全に衰退していきました。大正時代には、頬紅が流行し昭和になると化粧はより自由に表現され、現在も化粧品メーカーから美を提供し続けられています。
「化粧」とは、顔に白粉と紅をつけて美を装うことと定義され、身体や顔を美しく見せるために施す行為全般のこと。次に「メイク」とは、顔や肌に化粧品を塗り色や質感を与え、外見を美しく印象をコントロールする行為です。お客様も、その時代に合わせながら「ヘップバーン風、西洋人形風、バブル期メイク」など試行錯誤しながら、お客様を美しいメイクで笑顔にされていたそうです。
私が小さい頃に、母は化粧品の販売をしていました。家には沢山のサンプルパレットがあり、自分の唇にお化けの様に塗り怒られたことを思い出します。
化粧やメイクには、第一印象を良くし魅力度や信頼感を高める対人効果と、肌に触れることで交感神経は下がり、副交感神経は優位に向上することでリラックスが見られ、心理的効果には、自尊心の向上と社会的な幸福感があるとも言われています。近年では、老人性認知症の方への化粧療法として、表情を豊かにすることで平板化した感情を活性化し社会復帰を促す効果があると注目されています。
また、私たちが行っているフットケアも、肌に触れながらコミュニケーションを図る場となり、皆様の癒しの場となっていれば幸いです。
足のナースステーション 結び 平田 光代
監修:足のナースステーショングループ







