「Happy+=ハッピープラス」 No.28

「新茶の効能」

 『夏も近づく八十八夜~♬♬♬』と歌にも歌われているように茶摘みのニュースが伝えられ、新茶の豊かな香りと風味を楽しめる季節となりました。八十八夜に摘まれたお茶を飲むと1年間無病息災で過ごせると言われています。しかし、なぜそう言われているのか?八十八夜に摘まれる新茶について調べてみました。

 お茶の樹は、永年性常緑樹に属していて年に何回も新しい葉を出す生命力の強い植物です。伸びてきた新芽と葉が摘み取られてお茶が製造されますが、摘んだ後もまた伸びてくるので、春から秋にかけて4回収穫されます。収穫された順番に、一番茶・二番茶・三番茶…と呼ばれますが、中でも一番茶を “初物”という意味を込めて「新茶」と呼びます。その季節に初めて収穫されたものは生気に溢れ、それを食べることで新たな活力を得ることができ、長生きできると考えられ初物は特別に珍重され「新茶を飲めば一年間無病息災で暮らせる」と言われています。

 また、八十八という字が末広がりの八がふたつあり縁起が良く、組み合わせると「米」になることから八十八夜に摘んだ新茶を飲むと米寿まで健やかに生きられるという不老長寿の縁起物としても八十八夜に摘まれた新茶は重宝されているということでした。

 実際に新茶には、カフェインによる興奮を抑制し、リラックスを促す神経である副交感神経を優位にする働きをするテアニンが豊富に含まれています。お茶を飲んでほっとするのはこのテアニンの効果だと言われています。テアニンは、茶の樹に多く含まれている旨み成分で、木の根の部分で生成され、成長とともに茎を通って移動し、葉に蓄えられます。葉が日の光を浴びることで、テアニンがポリフェノールの一種の渋み成分であるカテキンに変わります。このため強い日差しを浴びずに育ったまだ若い葉にだけ、テアニンがたっぷり含まれているというわけです。特に冬の間、寒さに耐えながらじっと養分を蓄え、春になって初めて芽吹いたその年最初に摘まれる茶葉には旨み・甘みとともにテアニンがぎゅっとつまっています。

 新年度がはじまってから約1か月が過ぎ、疲れや緊張がピークに達するこの時期に、リラックス効果のあるテアニンたっぷりの新茶は効果的ですね。
この時期にしか味わえない美味しい新茶を飲んで、今年一年を元気に過ごしましょう。

足のナースステーション真こころ 永渕 智子

監修:足のナースステーショングループ

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