「彼岸花」
黄金色に色づき収穫を間近に迎えた稲穂の中に、真っ赤な彼岸花が群生する風景は、10年前の最愛の父との思い出が蘇り、秋の訪れを感じさせます。
彼岸花は土手や田んぼのあぜ道に多く見られ、葉もなく、枝も節もない茎が地面からスーッと伸び、その先端に赤く華やかな花を咲かせます。別名「曼珠沙華」と呼ばれ「天界に咲く花」という意味をもち、赤い花の色から、喜ばしいことがある兆しとも言われ「情熱」、「独立」、「再会」、「思うはあなた一人」、「また会う日を楽しみに」といった花言葉もあります。
介護の合間に母と目にした絶妙な光景は、今も父の面影と共に「また会う日を楽しみに」そして「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、「辛いことも長くは続かない。喜ばしいことがきっと訪れる。」と天界にいる父からの温かい贈り物のように映り込んできます。
彼岸花は、乾燥状態が続いた後に雨が降ると、一斉に花が咲くという現象があるそうです。9月の鮮やかな秋の訪れを感じ、澄んだ空気を吸ってお散歩に出掛けられてはいかがでしょうか。きっと、皆様も懐かしい思い出に再会できるのではないでしょうか。
追伸:早歩きをする時の理想的な歩幅は、身長×0.45㎝、(普段の歩幅に10~15㎝ほど広げるつもり)踵から着地して腕を振って歩きましょう。
足のナースステーション一歩 北島 民恵
監修:足のナースステーショングループ