「コスモス」
秋の訪れを感じる花といえば秋桜(コスモス)ではないでしょうか。
コスモスの和名「秋桜(あきざくら)」は主に秋に咲き、桜のようなピンク色の花を咲かせることから名付けられました。
なぜ「秋桜(あきざくら)」と書いて「コスモス」と読まれるようになったのかを調べてみました。それは、昭和52年(1977年)に山口百恵さんが歌った曲のタイトル「秋桜(コスモス)」が大ヒットしたため「秋桜(あきざくら)」を「コスモス」と読むことが一般化しました。
当時の歌謡曲は、キーワードとなる漢字を違う読み方で読ませるのが流行であり、他に有名なところでは「本気」と書いて「マジ」、「恋敵」と書いて「ライバル」、「運命」と書いて「さだめ」などがあります。由来が歌謡曲で当て字だったとは驚きました。もしこの曲が大ヒットしていなかったら、おそらく「あきざくら」が「コスモス」と読まれることは無かったことでしょう。
秋に咲く桜と聞くと日本発症の花のようにも感じられますが、実は原産地はメキシコで、明治のはじめごろに日本に渡来したりっぱな外来種です。丈夫で手間がかからないので明治の末には全国的に広まり、今ではすっかり日本の花になっています。
コスモスは容易に栽培でき、一見弱々しく見えますが強風で茎が倒れてもそこから根を伸ばし、さらに成長して咲き乱れる強さも秘めています。
私たち人間の足もとの体積も3%程に過ぎず、非常に狭い範囲で倒れない様にバランスをとっています。人間はコスモスのように倒れてしまっては寝たきりになってしまいますが、足元のバランスを整え転倒するリスクを減らしいつまでも自分の足で歩いていきたいですね。
足のナースステーショングループでは、お一人でも多くの方に今後も、「足の大切さ」「あたり前に歩けることの幸せ」についてお伝えしながら「年を重ねても笑顔で歩き過ごせる」ようにグループ一同取り組んで参ります。
足のナースステーション 虹の架け橋 綱 あけみ
監修:足のナースステーショングループ